2 肥満とインフルエンザ

【論文タイトル】Obesity-Related Microenvironment Promotes Emergence of Virulent Influenza Virus Strains

【著者】Honce et. al.

【年】March 2020

【ジャーナル】mBio

タイトルにつられて本日はこの論文。

最近太った管理人にとっては、これは大問題!

どうやら、肥満体型だと悪いインフルが出現しやすいようです・・・

詳しく見ていきましょう。

肥満の人の方が吐く息に存在するウイルス数は通常の人より多く、肥満の人はインフルエンザで重症化する可能性が高いと言われてきました。

しかし、この直接的な原因は分かっていませんでした。

また、肥満の人と普通の人の間で肺における細菌叢が異なることも指摘されてきました。

本論文では、肥満体型と一般体型の人の間におけるインフルエンザウイルスの違いを調査しました。

肥満型マウスと普通のマウスにインフルエンザウイルスを接種し、ディープシーケンスにより比較しました。

その結果、肥満型マウスではウイルスの進化が早いことが明らかとなりました。

さらに、肥満型マウスで得られたウイルスは増幅が早く、それゆえにより悪性であることが分かりました。

ウイルスの進化が早い理由として、著者らは肥満によってI型インターフェロンによる反応が弱まっていることを原因として挙げています。

(インターフェロンとはウイルスなどの異物をやっつけるタンパク質のこと。)

現に、肥満型マウスにインターフェロンを導入すると、ウイルスの進化は遅くなりました。

今年はアメリカでインフルエンザが大流行し、死者が1万5千人にも及んでいます。

アメリカは肥満体国なので、もしかしたらほかの国よりも悪性インフルエンザが出現しやすいのかもしれないですね。

昨今、腸内細菌とがんの関連性も研究されていますし、微生物は思わぬところで私たちの生活に影響を与えています。

管理人もダイエットしようと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA