5 新型コロナウイルスはどこから来たのか?

【論文タイトル】Full-genome evolutionary analysis of the novel corona virus (2019-nCoV) rejects the hypothesis of emergence as a result of a recent recombination event

【著者】Paraskevis et. al.

【年】April 2020 (Available online 29 January 2020)

【ジャーナル】Infection, Genetics and Evolution

今回は、今世間を騒がせている新型コロナウイルスについてです!

コロナウイルスの注目度はやはり高いようで、PubMedで「2019-nCoV」と検索すると254件もヒットします。

その中でも今回紹介したいのは、

新型コロナウイルスは一体どこからきたのか?

という謎にせまる論文です!

本論文では、新型コロナウイルスの全ゲノム解析を行い、最尤法とベイズ法を用いて系統分類しました。

その結果、新型コロナはコウモリのコロナウイルスであるBatCoV RaTG13と96.3%という高い相同性があったそうです。

しかし、本論文では新型コロナとコウモリコロナは同一分岐上に分類されず、別のクラスターを形成しました。

また、新型コロナはヒトウイルスとコウモリコロナの相同組換えによってできたという世間の噂は完全に否定されました。

中国人がコウモリを食べるから、というのはデマですね。

よって、新型コロナの起源はコウモリコロナである可能性が高い一方で、分類上は別のものであると結論づけられるようです。

この結果は、つい先日サブミットされたGaoらの論文 (2020) によってもサポートされていました。

https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Farxiv.org%2Fabs%2F2003.01324arxiv.org

新型コロナウイルスについては、嘘の情報が多く流れているような気がするので、公的な機関から出ているものをチェックするように意識したいですね。

本ブログでも、あと1本くらいコロナウイルス関連の論文を紹介したいと思っています。

コロナに限らず、皆さん風邪にはお気をつけてくださいね!

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